想定一覧
地震被害想定支援ツールを使用しています。

震度階級
 倒壊率
 全壊率 室内の状況
 5
 0  0 家 具が転倒してくる事がある。
 5
 0  0 歩 いて移動できるが、家具が転倒してくる。
 6
 0 - 1  0 - 5  立 つ事が困難、移動できない。
 6
 1 - 6  5 - 35  % 立 てない。ほとんど動けない。
 7
 6 +   %  35+     % 揺 れで飛ばされる。何もできない。
# 倒壊率/全壊率は1982年以降に建築された木造家屋の目安です。
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1703年12月31日 元禄関東地震(M 8.1)

大正関東地震のさらに前に発生した、フィリピン海プレートと北アメリカプレート間の巨大地震。
大正関東地震の震源域のさらに南東まで破壊しています。

震源断層  (プレート間地震)
犠牲者   5200


1894年03月08日 明治東京地震(M 7.0) 最大震度:烈

深さ50km程度のところで発生したプレート間地震。
震源域付近は部分的に(現在の階級にして)震度6弱以上の揺れだったようです。

震源断層  (プレート間地震)
犠牲者   31


1923年09月01日 11時58分32秒 大正関東地震(M 8.1) 最大震度:六

関東大震災を引き起こした地震。東京都内でも所々震度6弱- 7程度の揺れにあっています。
断層破壊は小田原付近から始まり、震源付近のアスペリティ(第一イベント)と
三浦半島-房総半島南端付近のアスペリティ(第二イベント)で強い地震波を放射しました。

規模はM 7.9からM 8.1(±0.2)に再評価されて いますが、この断層パラメータで
M 8.1にするといまいち震度が合わないので、ここではM 7.9を使っています。

関東地震は余震活動が非常に活発で、本震から1時間の間に
M 7.0以上の余震が実に3回も発生しています。
12時01分 M 7.2 東京湾北部
12時03分 M 7.3 山梨県東部
12時48分 M 7.1 東京湾中部

本震11時58分32秒から12時3分の余震まで、関東地方はほぼ連続した揺れに襲われ、
余震の震源域近傍では本震より強い揺れにあったところもありました。
地震により山津波、土石流が発生し、直後に周囲の海岸線を大津波が襲って、
東京湾内でも最大で1-2m程度の津波が観測されています。

震源時が昼食の時間帯と重なっていたため倒壊した家屋から多数出火し、
また関東地方は能登半島付近にいた台風の強風域に入っていて風が強く、
火災は午後4時頃に火災旋風を形成し、翌日早朝にかけて東京下町を焼き尽くしました。

震源断層 (プレート間地震)
犠牲者   105000
全壊     109000
半壊     102000
焼失     212000


1945年01月13日 03時38分頃 三河地震(M 7.1) 最大震度:Y

昭和東南海地震の37日後に発生していて、広義の余震とも言 えるのかもしれませんが
三河地方は東南海地震を上回る激烈な揺れに襲われました。

震源断層 横須賀断層・深溝断層
犠牲者   2306
負傷者   3866
全壊     7221
半壊     16555



1948年06月28日 福井地震(M 7.3) 最大震度:Y

福井平野では家屋全潰率が90以上の所もあり、
この地震を契機に、翌年震度階級に家屋全潰率が30以上の地域を震度Zとする
ことが追加されました。その後、震度階級は兵庫県南部地震後の
震度5、6の強弱分離を経て現在にいたっています。
(現在は、震度は家屋全潰率ではなく計測震度によって決定されています)

犠牲者 3769
全潰   36184
半壊   11816
焼失   3851



1968年05月16日 十勝沖地震(M 7.9) 最大震度:X

規模の大きなプレート間地震だったため大津波が発生しましたが
干潮だったことが幸いし、津波高のわりに被害は少なかったようです。

震源断層 (プレート間地震)
犠牲者   52
全壊     673



1974年05月09日 伊豆半島沖地震(M6.9) 最大震度:Y
震源断層 石廊崎断層



1978年01月14日 伊豆大島近海地震(M 7.0) 最大震度:Y
前震が活発だった伊豆大島近海地震。



1984年09月14日 長野県西部地震(M 6.8) 最大震度:Y



1993年07月12日 10時17分 北海道南西沖地震(M 7.8) 最大震度:Y

奥尻島に大津波をもたらした地震です。札幌管区気象台が地震発生から
5分後にあたる22時22分に津波警報を発表しましたが、その時はすでに
奥尻島を津波が襲った後でした。

震源断層 (プレート間地震)
震源     北緯42度47分 東経139度12分 深さ34km
犠牲者   201
不明者   29
負傷者   143
全半壊   1009

震度Y   奥尻島(推定)
震度X   小樽市 寿都町 江差町 青森県深浦町



1993年01月15日 20時06分 釧路沖地震(M 7.8) 最大震度:Y

震源断層 (スラブ内地震)
震源     北緯42度51分 東経144度23分 深さ107q
震度Y   釧路市



1995年01月17日(火) 05時46分52秒 兵庫県南部地震(M 7.3) 最大震度:7
阪 神淡路大震災をもたらした地震。初めて震度7が適用さ れました。

震源断層 六甲淡路断層帯
震源     北緯34度36分 東経135度02分 深さ16km
犠牲者   6433
不明者   3

震度7   神戸市 西宮市 芦屋市 宝塚市 北淡町 一宮町 津名町


フォワードディレクティビティにあたる神戸港などはキラーパルスを 受けて
とても大きな被害が出ました。

なお、地震の規模はM 7.2からM 7.3へ修正されましたが、
想定ではM 7.2を使いました。

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               ここから想定
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九州北部の警固断層(M 6.5)です。
福岡県西方沖地震(M 7.0)により地震発生確率が大幅に上がりました。

規模の大きな地震の震源近傍に限って言うと、必ずしも震央の揺れが最も強い
訳ではありません。断層破壊が起こる時、破壊開始点が震源(真上が震央)と
なりますが、破壊が進む先の方向は大振幅、大波長の地震波が伝播して
大きな被害を出す事があります。(ディレクティビティ効果)
警固断層による揺れはこの効果がとても大きく影響し、
断層南端を震源として北端へ破壊した場合、北端を震源とした場合と比べ
博多付近の揺れは遙に強くなることが考えられています。























































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